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2025/10/07 UP 🏠家づくりで重要な屋根選び|種類と特徴を知ろう💡

家づくりをする際、屋根の種類をあまり重視しない方も多いですが、屋根は住まいの印象や機能に大きく影響します。
屋根の形状や素材によって見た目だけでなく、雨風や日照から家を守る機能面にも違いがあります。

今回は、屋根の種類や特徴、メリット・デメリットについてご紹介します。


【主な屋根の種類】

住宅でよく見られる屋根の種類には、次のようなものがあります。

  • 切妻屋根:日本の戸建てで最も一般的な三角形の屋根。

  • 寄棟屋根:最上部の大棟から4方向に屋根面が分かれる形状。

  • 方形屋根:大棟がなく、ピラミッド型の屋根。

  • 陸屋根:水平な屋根。

  • 片流れ屋根:一方向に傾斜した屋根。

  • 入母屋屋根:寄棟屋根の上に切妻屋根を重ねた形。

  • 招き屋根:切妻屋根の一方を長くして段違いにした屋根。


【屋根の種類による印象の違い】

屋根の形状によって、住まいの印象は大きく変わります。

  • 切妻屋根・寄棟屋根:オーソドックスで、和風・洋風どちらのデザインにも合います。

  • 入母屋屋根:格式のある伝統的な日本家屋に用いられます。

  • 片流れ屋根・陸屋根:スタイリッシュでモダンな印象に。

屋根材との組み合わせも重要です。

  • スレート:ほとんどの屋根に対応(陸屋根除く)。

  • ガルバリウム鋼板:片流れ屋根や切妻屋根に適した金属屋根。

  • :入母屋屋根や切妻屋根に向く伝統的な素材。


【屋根のメリット・デメリット】

  • 切妻屋根

    • メリット:単純な構造でリーズナブル、雨漏りしにくい。

    • デメリット:太陽光発電の効率は屋根の向きで左右される。

  • 寄棟屋根

    • メリット:風に強く、軒先が長く外壁を保護。

    • デメリット:形状が複雑で接合部分の雨漏りリスクあり。太陽光設置枚数は少なめ。

  • 片流れ屋根

    • メリット:単純構造で雨漏りしにくく、デザイン性が高い。南向きなら太陽光発電効率が良い。

    • デメリット:雨を一面で受けるため大きな雨樋が必要。

  • 陸屋根

    • メリット:屋上活用が可能で、太陽光パネルも設置しやすい。

    • デメリット:雨漏りしやすく、防水施工が必須。木造住宅では採用例が少ない。


【屋根材ごとのメンテナンス】

屋根材によって耐久性やメンテナンス方法も異なります。

  • スレート:10年ごとの塗装が目安。耐用年数は20~30年。

  • :耐久性が高く、定期塗装は不要。耐用年数は50年ほど。割れた瓦のみ葺き替え。

  • ガルバリウム鋼板:軽度な錆の状態で塗装すれば20~30年持つ。


【屋根選びを重視する理由】

屋根の種類は、家づくりで希望を伝える人が少ない部分ですが、住まいの印象や雰囲気に大きく影響します。

たとえば、同じ片流れ屋根でもスレートなら落ち着いた印象、ガルバリウム鋼板ならモダンな印象になります。

さらに、太陽光発電の設置枚数や発電効率、耐久性・メンテナンスも屋根選びで左右されます。

屋根の形状・素材・メンテナンス性を理解したうえで選ぶことが、理想の住まいづくりにつながります。

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