一戸建ての外観デザインで暮らしの印象を変える
一戸建て住宅において、訪れる人の印象を大きく左右するのが外観デザインです。
住宅の印象は、デザインスタイルや外壁の素材・カラーによって大きく変わります。住まいの顔ともいえる外観は、住む人のライフスタイルに合ったデザインを選びたいものです。
今回は、今人気の外観デザインや選ぶ際のポイントについてご紹介します。
【街並みに馴染む外観を考える】
外観デザインは、周囲の街並みと調和することが大切です。
例えば、和風の住宅が並ぶ中に、ビビッドカラーの住宅が建つと違和感を持たれやすくなります。
また、住居系の用途地域では北側斜線などの高さ制限があり、隣家の日照を守るための建物の高さ制限もあります。
そのため、外観デザインは周辺環境や法規制にも配慮することが重要です。
【人気の外観デザインの種類】
シンプルモダン
デザイナーズ住宅で人気の「シンプルモダン」は、陸屋根のボックス型や片流れ屋根など直線的なラインで構成されます。
モノトーンを基調に、金属やガラス、木質素材などを組み合わせることもあります。
コンテンポラリー
従来から多く見られる「コンテンポラリー」は、流行にとらわれないオーソドックスなスタイルです。
外壁はタイル柄やレンガ柄、モルタル外壁などで、ベージュ・ブラウン・グレーなど街並みに調和しやすい色を基調としています。
和モダン
日本古来の和風建築にモダンな要素を加えた「和モダン」は、幅広い年齢層に人気です。
屋根は寄棟屋根や切妻屋根、外壁はクリーム色・ベージュ・ライトグレーを使い、木の質感を取り入れることが多いです。
欧風スタイル
ヨーロッパの住宅デザインを取り入れた「南欧」「北欧」「ブリティッシュ」もあります。
南欧:地中海沿岸の住宅をイメージ。オレンジ・赤・茶色の素焼き瓦、切妻屋根、ホワイトや淡いイエローの外壁が特徴です。
北欧:急勾配の大きな切妻屋根、大きな窓、木を多用したデザイン。
ブリティッシュ:重厚感のあるイギリス伝統の住宅。急勾配の屋根、レンガ調外壁、ハーフティンバーが特徴です。
ナチュラルモダン
シンプルモダンや北欧モダンなど、木を多用したデザインも「ナチュラルモダン」と呼ばれます。自然な風合いで幅広く人気のあるスタイルです。
【階数による外観デザインの向き不向き】
平屋:陸屋根や緩やかな片流れ屋根と相性が良く、シンプルモダンや和モダンでスタイリッシュに見えます。
2階建て:ほとんどの住宅デザインに対応可能。
【外壁に使われる素材】
窯業系サイディング:レンガ調・石貼り調など多彩で施工性やコスト面に優れます。
金属製サイディング(ガルバリウム鋼板など):スタイリッシュな印象に。
木製サイディング:ナチュラルなイメージに。
モルタル外壁:仕上げ方法により風合いが変わり、リシン吹付や左官仕上げ、和モダンでは漆喰も使用されます。
異素材の組み合わせや階ごとのカラーの違いで、外観にメリハリをつけることも可能です。
【内装や間取りとのバランスも大切】
外観デザインは重要ですが、住み心地を損なわないことも忘れてはいけません。
大きな窓や開口部のある住宅はスタイリッシュですが、断熱や視線対策を考慮しなければ、夏の暑さや冬の寒さ、プライバシー面で暮らしにくくなることがあります。
ライフスタイルによっては、個室を増やす方が住みやすい場合もあります。
外観と内装・間取りに一貫性を持たせることで、デザイン性と快適性を両立できます。
【まとめ】
住宅の外観は、住まいの印象を大きく左右する重要なポイントです。
街並みや法規制に配慮しながら、内装や暮らし方も意識してデザインを選ぶと、バランスの取れた理想の住まいに仕上がります。
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